今年の研修旅行は、業界トップのSグレード工場「駒井ハルテック富津工場」と鋼材商社でもありC型鋼の製造ラインを持つHグレード工場「アイ.テック東京支店東京工場」の見学でした。
社員教育の一環でもある研修旅行は、偶然にも昨年と同じ千葉県となりました。アイ.テックの皆様に御協力・御尽力いただき、予てより見学を熱望していた駒井ハルテック富津工場を見学させていただける事となり、社員のテンションも上がりました。ホームページで詳しく拝見したところ、弊社にとっては未知の世界「BOX柱」生産ラインにある「エレクトロスラグ溶接」「サブマージアーク溶接」等の大型装置、また、東京スカイツリーの製作秘話、同じ業界とは思えない程、製作が異なる橋梁鉄骨など、当社の日常業務とは全くかけ離れた世界が広がっています。朝、バスの車中で、参加者全員が自分なりの見学したいポイントを発表しましたが、いざ、拝見させていただくと、スケールが大き過ぎる!工場内外、どこを見ても初めて見るものばかりで見入ってしまい、案内の方に遅れまいとしてもアッと言う間に離れてしまう始末。まさに駆け足の見学でした。また、アイ.テックでは、大型船から荷揚げ後の鋼材をクレーンで移動する様子やC型鋼の製造ライン、製作途中の製品を見学させていただきました。野次馬的な工場見学の醍醐味は、オートメーション化された製造過程。コイルからC型鋼が完成し梱包されるまでは興味深かったです。二社とも、会社概要説明から工場見学まで2時間でしたが、正直言って時間が足りませんでした。しかし、製造部の社員達は、やはり見所を心得ており、見たい所は逃さず見たようです。社員と会社のスキルアップを目指した研修、一人一人何かしら掴んできたものと思います。